投資信託

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価/利回りを徹底比較!

2021年6月2日

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」に投資しようか悩んでいる
「つみたてNISA」や「iDeCo」でオススメのファンドはないのかな?

 

本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。

本記事の内容

・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とは
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価は高いのか?
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の利回りとリスクは?
・MSCI ACWI(除く日本)に連動する投信と比較
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)との比較
・eMAXIS Slim シリーズに投資するならSBI証券?楽天証券?

 

本記事の結論

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は、低コストかつ「つみたてNISA」や「iDeCo」でも利用することができるため、かなりオススメ!

 

✓本記事の信頼性

「投資家ドットコム」を運営する「ロニイ(Twitterはこちら)」と申します。

資産運用や投資信託が好きすぎて、家族や友人向けに資産運用のブログを立ち上げました。

 

本ブログでは「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の評判/利回り、リスクを分析した後に「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」に似たファンドと比較していきたいと思います。

 

読了には約6分掛かりますが、あなたの「大切なお金」に関する話ですのでぜひ最後まで読んでみて下さい

 

それではさっそく見ていきましょう。




eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とは

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の概要

まずは「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の概要を抑えておきたいと思います。

運用会社三菱UFJ国際投信
公式HPhttps://emaxis.jp/fund/253209.html
設定日2018年3月19日
運用方式インデックスファンド
ベンチマークMSCIオール・カントリー・ワールド
・インデックス(除く日本)
購入時手数料無料
信託報酬0.1144%
純資産総額565.42億円
つみたてNISAあり
主な組込銘柄アップル、マイクロソフト
オススメ度★★★★★

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は、大手資産運用会社の「三菱UFJ国際投信」が運用する「eMAXIS Slim」シリーズの投資信託です。

「eMAXIS Slim」シリーズは低コストで投資できるインデックスファンドとして有名で、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」に連動するよう設計されています。

以下、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」は「MSCI ACWI(除く日本)」。

 

純資産総額は500億円を超えており、国内のファンドとしてはかなり資金を集めていると言えるでしょう。

 

「eMAXIS Slim」シリーズには全世界株式に連動するインデックスファンドが3本あります。

  • eMAXIS Slim(全世界株式(オールカントリー)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

本記事では「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」について分析していきますが、本ブログの後半では3本の違いについても説明していきたいと思います。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の手数料(信託報酬)

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の手数料(信託報酬)は年間0.1144%に設定されており、インデックスファンドの平均である0.5%と比較すると低コストのファンドと言えるでしょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の信託報酬0.1144%
インデックスファンドの平均信託報酬0.5%
アクティブファンドの平均信託報酬1.5%

ただし、ここ数年はインデックスファンドの手数料値下げ争いが過熱化しているため、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の信託報酬が特に低い訳ではありません。

ポートフォリオ(構成銘柄と国別投資割合)を徹底分析

続いて「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」のポートフォリオを見ていきたいと思います。

2010年代は、米国の巨大ハイテク企業であるGAFAMが世界を席巻しました。

GAFAMとは

米国の巨大ハイテク企業である「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」「Microsoft」の頭文字を取った造語。

そのため、全世界/全米/S&P500といった主要なインデックスファンドの上位銘柄はほとんどがGAFAMとなっているのです。

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」では「外国株式インデックスマザーファンド」と「新興国株式インデックスマザーファンド」を経由して、先進国/新興国の企業に投資をしています

ほとんどの投資信託では、ベビーファンド(本ブログでは「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」)で集めた資金をマザーファンドを通して株式や債券に投資する方式を採用してきました。

このファンド方式のことを「ファミリーファンド方式」といいます。

 

それぞれのマザーファンドの構成銘柄を見ていきましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の構成銘柄と組込比率(先進国株式)
1アップル3.6%
2マイクロソフト2.9%
3アマゾン2.3%
4アルファベットA株1.5%
5フェイスブックA株1.3%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の構成銘柄と組込比率(新興国株式)
1TSMC0.8%
2テンセント0.7%
3アリババ0.7%
4サムスン0.6%
5美団B株0.2%

「新興国株式インデックスマザーファンド」の上位には、半導体の受託生産をする「TSMC」や中国のハイテク大手「テンセント」「アリババ」といった企業がランクインしています。

 

続いて「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の国別投資先を見ていきましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の国別投資先(先進国株式)
アメリカ60.2%
イギリス3.8%
フランス3.0%
カナダ2.9%
ドイツ2.5%
その他・先物13.8%
先進国株式合計86.3%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の国別投資先(新興国株式)
ケイマン諸島3.2%
台湾1.9%
韓国1.8%
中国1.4%
インド1.2%
その他・先物4.2%
新興国株式合計13.7%
ファンド全体100%

アメリカ企業の割合が圧倒的に高いことが分かりますね。

ちなみに上位にケイマン諸島がランクインしているものの、ケイマン諸島に本社を置く中国企業が多いだけで、ケイマン諸島の会社が組み込まれている訳ではありません。

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」というファンド名ではありますが、「アメリカ6割、欧州2割」の投資信託と言えるでしょう。

つみたてNISAとiDeCoにも対応

また「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は「つみたてNISA」と「iDeCo」にも対応しています。

「つみたてNISA」や「iDeCo」は投資の利益に掛かる税金が非課税になる制度で、積立投資を始めたい方であれば利用を検討するべきです。

この「つみたてNISA」や「iDeCo」を通じて投資できるファンドは限られており、「SBI証券」が取扱う2649本の投資信託のうち、「つみたてNISA」が利用できるのは174本、「iDeCo」は83本となっています。

 

「つみたてNISA」などの商品選びで迷ったら、王道のインデックスファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を選んでおけばよいでしょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価は高いのか?

ここからは「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の評価を見ていきたいと思います。

 

投資信託を評価する方法は多数ありますが、本ブログでは「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を実際に保有する人と「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」の評価を参考にしました。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を保有する人の評価

Twitterの「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の評価を探すと、「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用している方が多かったですね。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the yearの評価

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が運用をスタートした2018年以降の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」の順位を調べてみました。

年度順位
2018年10位
2019年13位
2020年8位

「SBI証券」のような大手ネット証券が取扱うファンドは約2,500本あり、その中でも上位10本に入る人気を誇るのが「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」なのです。

「Fund of the year 2020」の結果も掲載しておきたいと思います。

1位eMAXIS Slim 全世界株式
2位ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位VT
4位セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
5位ひふみ投信
6位eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
7位eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
8位eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
9位eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
10位農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね

TOP10には「eMAXIS Slim」シリーズが5本入っており、低コストインデックスファンドの人気があると言えるでしょう。

 

記事の後半では、1位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の比較をしていきます。




eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の利回り(リターン)とリスクを比較

続いて「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の利回り(リターン)とリスクを比較していきましょう。

本来であれば「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の長期利回り/リスクを比較したいのですが、運用開始から日が浅いためベンチマークである「MSCI ACWI 除く日本(円)」の利回りとリスクを調べました。

MSCI ACWI 除く日本(円)の利回りとリスク
年率平均利回り(リターン)リスク
150.3%14.1%
314.7%19.8%
1013.3%17.8%
207.1%19.4%
308.7%18.4%

マイインデックスさん(https://myindex.jp/data_i.php?q=MS1026JPY)より引用

過去20~30年の利回り(リターン)は7~9%となっており、長期投資をすればコツコツと資産を積み上げていけますね。

もちろんリスク(価格の振れ幅)も20%あるため、一時的には損失を出す可能性もありますが、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が長期の資産形成に向いているファンドと言えるでしょう。

MSCI ACWI(除く日本)に連動する投信と徹底比較

ここからは「MSCI ACWI 除く日本(円)」を採用する投資信託と「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を次の3つの観点から比較していきたいと思います。

  • 信託報酬
  • 純資産総額
  • 過去1年の利回り(リターン)

まず「MSCI ACWI 除く日本(円)」に連動する投資信託の信託報酬を比較すると「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が圧倒的に安かったです。

MSCI ACWI(除く日本)の信託報酬比較
eMAXIS Slim0.1144%
三井住友・DCつみたてNISA0.275%
eMAXIS 全世界株式インデックス0.66%

「三菱UFJ国際投信」では「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の運用開始前に、「eMAXIS 全世界株式インデックス」という中身が全く一緒のファンドを運用していました。

ネット証券で「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を買う際には間違って「eMAXIS 全世界株式インデックス」を買わないようにしましょう。

 

純資産総額でも「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が一番となっています。

MSCI ACWI(除く日本)の純資産総額比較
eMAXIS Slim565億円
三井住友・DCつみたてNISA560億円
eMAXIS 全世界株式インデックス130億円

手数料が安いため、当然と言えば当然ですよね。

 

過去1年の利回りも「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が最も高いパフォーマンスを出しています。

MSCI ACWI(除く日本)の過去1年の利回り(リターン)比較
eMAXIS Slim49.8
三井住友・DCつみたてNISA49.2%
eMAXIS 全世界株式インデックス49.0%

信託報酬(手数料)が低いと、相対的にインデックスファンドのリターンを向上させるため「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の利回りが高くなったと言えるでしょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と(除く日本)のどっちに投資するべき?

「eMAXIS Slim」シリーズは商品が多すぎて、どれに投資をすればいいか分からない。

そういった意見をよく聞きます。

 

そこで「投資家ドットコム」では「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」の過去30年の年率平均利回りを比較してみました。

全世界株式の利回り
年率平均除く日本オールカントリー
150.3%49.2%
314.7%14.0%
1013.3%13.1%
207.1%6.8%
308.7%7.6%

マイインデックスさん(https://myindex.jp/data_i.php?q=MS1026JPY)より引用

過去30年間、日本の株式市場は低迷してきましたから、どの期間を取っても日本を除いた「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の利回りが高くなっています。

ただ資産運用において重要なのは「分散」ですので、分散投資を徹底するのであれば「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」よりも「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」に投資をした方がよいでしょう。

 

過去30年、日本経済が成長しなかったからといって、これからも成長しない訳ではありません。

ぜひ、あなたの考えにあったファンドに投資をしてみてください。

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そういった質問を受けることがあるのですが、基本的には次のように対応すればよいでしょう。

  1. Tポイントを貯めている→SBI証券
  2. 楽天ポイントを貯めている→楽天証券
  3. ポイントに興味がない→SBI証券
  4. 25歳以下→SBI証券

私は「SBI証券」と「楽天証券」の証券口座を利用していますが、使いやすさや商品のラインナップはほとんど変わりません。

ただし25歳以下なら取引手数料無料で国内株に投資するできる「SBI証券」がオススメです。

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まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本記事をまとめておきたいと思います。

  • 「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の評価は全体的に高く「つみたてNISA」や「iDeCo」でも利用可能
  • 「MSCI ACWI(除く日本)」連動型インデックスファンドに投資するなら「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」がベスト
  • リターンを求めるなら「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」、分散投資をしたなら「eMAXIS Slim 全世界株式」がオススメ

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は投資初心者から上級者まで幅広く愛用されているファンドで、「eMAXIS Slim」シリーズの中でも特に人気が高いです。

 

投資信託を考えて選ぶのは面倒かもしれませんが、少しづつでも理解することが重要だと思います。

「投資家ドットコム」オススメの投資信託をまとめた下記の記事も参考にしながら資産運用をしてみてください。

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