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ロニイ
IT企業の社長
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本業はIT企業の社長、20歳です。

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よろしくお願いします!

ひふみワールド/ひふみワールド+の評判・組入銘柄を徹底分析!

太郎

「ひふみワールド」の評判や手数料を知りたい

花子

「ひふみワールド」と「ひふみワールド+」の違いを知りたい

本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。

「投資家ドットコム」を運営する「ロニイ」と申します。

資産運用や投資信託が好きすぎて、資産運用のブログを立ち上げました。

皆さんは6000億円以上の資金を集めている「ひふみ投信」を聞いたことがあるでしょうか?

「ひふみ投信」は著名ファンド・マネージャーである藤野英人氏率いる「レオス・キャピタルワークス」が運用する投資信託です

過去12年間で500%近いリターンを出しており、日本の代表的な株価指数であるTOPIXのリターンを遥かに超えています。

2019年、「レオス・キャピタルワークス」は「ひふみ投信」に続いて「ひふみワールド」の運用も開始しました。

「ひふみ投信」は主に国内株に投資をしてきましたが、「ひふみワールド」は海外株に投資をするファンドです。

「ひふみワールド」はどのような投資信託なのか?

さっそく見ていきたいと思います。

※投資信託について詳しくない方は次の記事も参考にしてみてください

ネクシィーズ・トレードのサイトにジャンプします

目次

ひふみワールド/ひふみワールド+の概要/評判

ひふみワールド/ひふみワールド+の概要

「ひふみワールド」は「レオスキャピタル」が2019年にスタートした投資信託で、姉妹ファンドとして「ひふみワールド+」があります。

「ひふみワールド+」と「ひふみワールド」の違いは購入方法です。

「ひふみワールド+」が証券会社や銀行で購入できるのに対し、「ひふみワールド」は「レオスキャピタル」の公式HPでしか購入することはできません。

「ひふみワールド+」は下表で示すように、日本全国の金融機関で購入することができるので、新しく「レオス・キャピタルワークス」の口座を開設するのは面倒くさいという方にオススメです。

リターンについては後ほど解説します。

続いて「ひふみワールド」「ひふみワールド+」の投資フローを見ていきましょう。

「ひふみワールド」「ひふみワールド+」の投資フローは下記のとおりです。

販売会社や「レオスキャピタル」は「ひふみワールドマザーファンド」に投資され、マザーファンドを通じて企業の株式に投資されます。

「ひふみワールドマザーファンド」を中間に挟むことで効率的な投資を実現できます。
※マザーファンドが無ければ、ベビーファンドごとに投資するため、ポートフォリオの入れ替えが難しくなる。

「ひふみワールド」「ひふみワールド+」の基本情報を抑えておきましょう。

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投資信託名投資先信託報酬年間リターン販売方法
ひふみワールド海外株1.628%41.33%直販
ひふみワールド+海外株~1.628%41.16%金融機関

「ひふみワールド+」では投資家が預ける純資産総額が増加するほど、信託報酬が減少する仕組みになっています

純資産総額信託報酬
~5000億円1.628%
5000~1兆円の部分1.518%
1兆円以上の部分1.353%

一方で「ひふみワールド」も保有期間に応じて信託報酬が引き下げられます。

  • 保有期間5~10年で信託報酬0.1%実質割引
  • 保有期間10年~で信託報酬0.25%実質割引

年間リターンをみると、「レオスキャピタル」で購入できる「ひふみワールド」が僅かに上回っていることが分かりますね。

これは「ひふみワールド+」を購入するときに掛かる買付手数料が原因といえるでしょう。
「ひふみワールド+」の買付手数料は「3.00%(税抜)を上限として販売会社が定める料率」となっている。

そのため、僕であれば「ひふみワールド」を「ひふみ投信」の公式HPから購入します。

ひふみワールドマザーファンドとは

「ひふみワールド」や「ひふみプラス」に投資する個人投資家は、実質的には「ひふみマザーファンド」に投資することになります。

イメージとしては、「ひふみワールド」「ひふみワールド+」が箱、「ひふみワールドマザーファンド」が中身という感じですね。

まずはファンド・マネージャーから見ていきましょう。

ファンド・マネージャーは投資家から集めた資金を運用するプロのこと。

「ひふみワールドマザーファンド」のファンド・マネージャーは、「レオス・キャピタルワークス」の代表取締役副社長でもある湯浅光裕氏が務めています。

湯浅氏は「ロスチャイルド・アセットマネジメント」に入社後、日本株のファンド・マネージャーとして活躍し、その後「レオス・キャピタルワークス」を藤野氏とともに創業しました。

そんな湯浅氏率いるチームでは「ひふみワールドマザーファンド」で124銘柄に投資をしています。
アメリカ株と中心に投資をしているのが大きな特徴となっています。

「ひふみワールド」は月次レポートを公表していますので、投資先などを見ていきましょう。

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企業名ティッカー組入れ比率
1アクセンチュアACN1.54%
2GMGM1.54%
3テキサス・インスツルメンツTNX1.37%
4ドイツポストDPW1.36%
5アメリカン・エキスプレスAXP1.35%
6ブルックフィールド・アセットマネジメントBAM1.35%
7ファースト・リパブリック・バンクFRC1.31%
8ジェネラック・ホールディングスGNRC1.30%
9サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE1.27%
10マイクロソフトMSFT1.26%

ティッカーは、海外の上場企業を分かりやすく区別するために付与されたアルファベットのことです。

Googleで、「MSFT」と打つと「マイクロソフト」の株価が知れたりします。

「ひふみワールドマザーファンド」の投資先をみると、中国のSNSサービスを展開する企業からアメリカの自動車会社まで幅広い業種に投資していることが分かります。

本記事では自動車メーカー「GM」をピックアップして解説していきたいと思います。

GM(組入れ比率1.54%)

「GM」は「クライスター」「フォード」とともにアメリカのビッグスリーといわれてきました。

しかし、2009年には「GM」が倒産し「クライスター」がフィアットグループに吸収されました。

倒産後の「GM」は選択と集中を進め、「ホンダ」などと連携してEV(電気自動車」シフトが進む自動車業界で覇権を握ろうとしています。

新興自動車メーカーである「テスラ」のライバルとしても注目されており、自動運転を手掛ける子会社「クルーズ」は自動運転を公道でテストすることが許可されています。

「テスラ」株が高騰し、割安なEVメーカーを探している投資家にとって「GM」は打ってつけの銘柄だったといえるでしょう。

年初来のパフォーマンスは「GM」が「テスラ」を上回っています

「テスラ」の時価総額は「GM」の9倍となっていますが、本当に「GM」の9倍の実力があるかは不透明です。

将来の株価はどうなるか分かりませんが、僕なら「テスラ」には投資をしませんね。

もし個別で米国株に投資をするのであれば参考にしてみてください。
ちなみに、米国株でおすすめの証券会社はマネックス証券” target=”_blank” rel=”noopener”>マネックス証券です。

「ひふみワールドマザーファンド」の解説に戻りたいと思います。

「レオスキャピタル」が最初に打ち出した「ひふみ投信」では日本の小型株を中心に投資をしていましたが、「ひふみワールド」は世界の大型株を中心に投資してきました。

※2021年3月の「ひふみワールド」レポートを参考に作成

円グラフを見ても分かるように、時価総額1兆円の企業でファンドの8割近くを占めています。

大型株はボラティリティ(リスク)が小さいため安定した運用ができたり、情報量が多かったりするため、「ひふみワールドマザーファンド」は大型株中心で投資をしていると考えられます。

「ひふみワールドマザーファンド」ではアメリカ以外の国にも投資をしているのでしょうか?

「ひふみワールドマザーファンド」では中国やフランスといった、アメリカ以外の企業にも投資をしています

※2021年3月の「ひふみワールド」レポートを参考に作成

個人的には、スウェーデンが上位に来ている理由を知りたいのですが、「ひふみワールド」の公開資料にスウェーデン企業についての記述はありませんでした。

続いて基準価額の推移を見ていきましょう。

投資信託の現在価値を表すもので、株式における株価のようなもの。

ただし、株価と異なり1日に1回しか算出されない。

「ひふみワールド」のこれまでの基準価額(投資信託の株価)をみると、コロナ・ショック時に大暴落していますが、その後は順調にリターンを出していることが伺えます。

「ひふみ投信シリーズ」で圧倒的なリターンを出してきた「レオス・キャピタルワークス」ですから、海外株への投資でも大きな成果を出すことが期待できるかもしれません。

ひふみワールド/ひふみワールド+の評判

実際の評判をTwitterで探してみました。

あまり悪い評判は見かけなかったですね…

ひふみワールド」は1000円から購入できるため、試しに買ってみてはどうでしょうか?

ひふみワールド+を購入できる金融機関まとめ

ひふみワールド+が購入できる金融機関一覧

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ひふみワールド+を購入できる金融機関一覧
青森銀行秋田銀行足利銀行
イオン銀行岩手銀行大垣共立銀行
関西みらい銀行熊本銀行佐賀銀行
滋賀銀行四国銀行ジャパンネット銀行
十八親和銀行荘内銀行スルガ銀行
ソニー銀行但馬銀行千葉興業銀行
栃木銀行鳥取銀行福岡銀行
福島銀行北都銀行あかつき証券
エイチ・エス証券auカブコム証券SBI証券
SBIネオトレード証券OKB証券岡三オンライン証券
七十七証券中銀証券東海東京証券
とうほう証券長野證券百五証券
ひろぎん証券広島信用金庫フィデリティ証券
松井証券マネックス証券楽天証券

もし、この表にある金融機関の口座をお持ちでないなら、取扱商品の多い「楽天証券」か「SBI証券」がおすすめでしょう。

ただし、「ひふみワールド+」よりも「ひふみワールド」の方がリターンはよいため、「レオスキャピタル」の口座開設をしてもいいかもしれません。

運用会社「レオス・キャピタルワークス」とは

ここまで「ひふみワールドシリーズ」を解説してきましたが、運用会社の「レオス・キャピタルワークス」とはどのような運用会社なのでしょうか。

「レオスキャピタル」は2003年に社長の藤野氏、「ひふみワールド」のファンドマネージャーでもある湯浅氏、営業本部長の五十嵐氏により立ち上げられました。

当初は「ひふみ投信」のみで苦しんだようですが、徐々に軌道にのり「カンブリア宮殿」で紹介されたところで一気に純資産総額を伸ばしました。

現在、「レオスキャピタル」は大手証券グループの「SBIホールディングス」の傘下に入っています。

「レオス・キャピタル」は、「ひふみワールドシリーズ」も含めて次の投信を運用しています。

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投資信託名信託報酬年間リターン販売方法
ひふみ投信0.98%36.72%直販
ひふみプラス~1.078%36.95%金融機関
ひふみ年金0.76%36.82%年金専用
ひふみワールド1.628%41.33%直販
ひふみワールド+~1.628%41.16%金融機関
ひふみみらいと0.55%直販
まるごとひふみ0.66%~1.32%金融機関

それぞれの投信については以下の記事で分析をしています。ぜひ読んでみてください。

まとめ

本記事では「ひふみワールドシリーズ」について解説してきました。
まとめていきたいと思います。

  • 証券会社で買うなら「ひふみワールド+」、レオスで買うなら「ひふみワールド」
  • 利益を純粋に追い求めるなら「ひふみワールド」
  • 投資先は米国を中心に全世界

レオスの知見を活かして世界に投資したいのであれば、「ひふみワールド」がおすすめでしょう。

口座開設がまだの方はひふみ投信で口座開設をしてみてください。

今回は以上です。

「レオスキャピタル」では「ひふみワールド」以外にも債券を組み込んだ投資信託や日本株投資信託もあります。

こちらも参考にしてみてください。

それではまた。

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