資産運用は何万円貯まってから始めればいいの?
老後資金は定年前に考えればいいかな….
本記事ではそういったお悩みを解決していきたいと思います。
本記事の内容
- 資産運用は100円からでも始めるべき理由
- 初心者にオススメなのはインデックス投資
この記事を書く私は、株式・債券・投信などに投資する20歳。資産は100万円を超えています。本業は大学生社長。
「年金2000万円問題」「物価の上昇」といったニュースを見て、老後資金の不安から資産運用に人気が集まっています。
将来のお金に不安のない方は逆に心配なので「お金の大学」を買ってください。
とはいえ、資産運用を何万円から始めればいいのか分からない人も多いでしょう。
そこで今回は、資産運用を100円からでも始めるべき理由について解説していきたいと思います。
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資産運用は100円からでも始めるべき理由
理由①:資金が貯まってから始めると失敗のリスクが大きい
資産運用は、長期でコツコツやってみることをおすすめします。
多くの金融商品のの動きは一定のサイクルで一巡するといわれ、相場が上がったり下がったりします。
長期の投資をして、全般的にその動きが上に向かっているなら、あなたは健全な利益を得られるでしょう。
次に、利益が利益を生む「複利」は投資し続けるほど、多くの利子が手に入る仕組みを活用しましょう。
複利とは利益が利益を生む仕組みのことです。
例えば、10000円を年間10%の単利/複利で投資すると次のようになります。
1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | |
---|---|---|---|---|
単利 | 11000円 | 12000円 | 13000円 | 14000円 |
複利 | 11000円 | 12100円 | 13300円 | 14600円 |
まとめると、長期の積立投資で、複利運用することがポイントになります。
では、何故資金が貯まってから資産運用を始めると、失敗のリスクが大きいのでしょうか?
それは資金を多く投資しやすくなり、相場の上がり下がりに一喜一憂し、慌てたり焦ったりして、判断が誤りやすいからです。
大きいお金なので損得が頭をチラつき、いつも気になって精神面にも影響が出てくるーこれではストレスになりますね。
投資金額は少なくすること。そうすれば、冷静に相場の上がり下がりの根拠を考えることができ、その経験を通じて学ぶことができます。少しずつ投資商品の値動きに慣れて、失敗のリスクも低減されることでしょう。
理由②:早く投資を始めるほどリターンも大きくなる
資産運用はこつこつ長期の積立ですすめると述べてきましたが、そのためには早く投資を始めることです。
人生には多くのライフイベントが待ち受けています。就職、結婚、出産、子育て…それに伴い住宅、教育、老後…の節目でまとまった資金が必要になります。
そこで、私たち日本人は、その都度貯金で対応してきました。
現在も貯金でお金を増やすことを好む人は多く、資産運用はためらいがちです。
しかし、昨今その貯蓄は低金利。嘆かわしく、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
そのためにも、ライフプランを立てたら貯蓄とともに早く投資を始めましょう。
世界の経済成長の中で、運用する投資商品は、相場の上下を繰り返し値動きします。
投資を早く始めて長く運用すれば、積立額が多くなり、リターンのチャンスに恩恵を受けやすいからです。
例をみてみましょう。
1枚目のグラフは毎月3万円の積立・年間利回り5%で40年間運用した場合の資産、2枚目のグラフは毎月10万円・年間利回り5%で20年間運用した場合の資産です。
積立総額(入金した金額)は1枚目が1,440万円、2枚目が2,400万円ですが、最終的な資産は1枚目の方が多いですよね。
それほど時間においては「時間」が重要なのです。
理由③:現金/預金はインフレにより価値が目減りする
今まで私たちはお金を増やすのに、貯金をしてきました。貯金は元本保証で確実に利息が付き、安全だからです。
日本国民は貯金が好きです。
でも、これからは貯金だけではお金を増やすことができない時代になったと感じます。
理由は2点あります。
- 貯金の利息が低い→30年前は約5~6%でしたが、今では0.01%です。
- 物価の上昇→政府は借金を減らすためにインフレ(物価の上昇)に誘導しています。
具体的に物価の変動を見ておきましょう。
1998年 | 2018年 | |
---|---|---|
郵便はがき 一枚 | 50円 | 62円 |
牛乳 180ml | 83円 | 126円 |
インスタントラーメン | 84円 | 152円 |
今までコツコツためてきた預貯金は、果たして大丈夫なのでしょうか?
利息が付いても、雀の涙です。インフレでお金の価値が下がります。
現金はインフレにより価値が目減りすると分かったうえで、個々お金を増やす方法を考えていきましょう。
初心者にオススメなのはインデックス投資
インデックス投資とは
投資信託には、さまざまなものがあります。
運用の手法では、インデックス型(=パッシブ型)、アクティブ型に分けられます。初心者向けにはインデックス型をおすすめします。
ここではインデックス型について説明しましょう。
インデックス型は、市場の動きを示す指数(インデックス)を運用成果の目安としていて、その指数に寄り添いながら
動くファンドです。
メリットは、市場平均と同じような値動きをするので
- コストが低い
- リスクが市場平均並み
- 外部からも運用の仕組みが分かりやすい
コストが低い、リスクが市場平均並み、仕組みが分かりやすい。また、連動する指数を新聞やニュースでチェックしやすい点です。
デメリットは、リターンが平均的な結果になりやすい点ですが、最初から大儲けを期待せず確実性の高いモノからチャレンジしたいですね。
オススメの証券会社
SBI証券
SBI証券は口座開設数日本一のネット証券で、700万人以上がSBI証券を利用しています。
つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度やインデックスファンドのラインナップも優れているため、証券口座をお持ちでない方はSBI証券を利用すればいいでしょう。
詳しくは次の記事を参考にしてみてください。
auカブコム証券
auカブコム証券はauユーザーを中心に人気のあるネット証券です。auじぶん銀行やau PAYなどを利用しているのであれば、auカブコム証券の口座を作るのがオススメでしょう。
SBI証券と同じくつみたてNISAやiDeCoの制度も整っており、日本株の投資家から人気を集めています。
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PayPay証券
PayPay証券は日本株や米国株に1,000円単位から投資できるネット証券です。
つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度は利用できないものの、1,000円単位から気軽に資産運用を始めたいという方にオススメの証券会社で急激にユーザーを伸ばしています。
詳しくは次の記事を参考にしてみてください。
まとめ
人間の寿命が延びて、人生100年といわれて久しい。その間、嫌が応でもお金とずっとつきあっていくことになります。
お金の有無で幸福が測れるかは別問題として、お金の増やし方について知る知らないはひとりひとりの人生に何らかの影響を及ぼすことでしょう。
2022年度からは高校の家庭科で「資産形成」の視点に触れ、株式、債券、投資信託など金融商品の特徴を教える授業が入ってきます。
貯蓄だけではお金を増やすことができない現実を見据えたうえで、他の資産形成の方法を考えて学びましょう、という国の提案を感じずにはおれません。これからの子供たちはお金に関わる教育が受けられて、うらやましいと思う人もいるのではないでしょうか。
でも、教育の機会が無かった私たちは、それなりの書籍を目にしたり、ネットも参考にしたりしていけば、強い味方になってくれるはず…お金が貯まらないと嘆いていないで、少しずつ長くお金の勉強をしていきましょう。
ぜひ次の記事も参考にしながら資産運用を始めてみて下さい。
それでは、また。