「LINE証券はパソコンでも利用できるの?」
「LINEアプリからだと画面が小さいからPCで取引をしたい」
本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。
「投資家ドットコム」を運営する「ロニイ」と申します。
資産運用や投資信託が好きすぎて、資産運用のブログを立ち上げました。
突然ですが、「LINE証券」という証券会社を聞いたことがあるでしょうか?
「LINE証券」とは、あのLINEアプリから株や投資信託を購入できる金融サービスです。
使いやすさと手数料の安さで急激に人気を集めており、口座開設数は50万を突破しました。
しかし、スマホのLINEアプリで投資をするのは、少し怖いという意見もあります。
例えば、「買い」と「売り」のボタンを押し間違えるかもしれません。
そこで、本記事ではPCのブラウザからLINE証券の口座開設/入出金/取引する方法について徹底解説していきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
LINE証券とは
「LINE証券」は大手証券グループの「野村HD」と「LINE」が共同でリリースしたサービスです。
基本情報は下記のとおりです。
証券会社名 | LINE証券株式会社 |
親会社 | 野村ホールディングス、LINE |
サービス開始 | 2019年 |
取扱い商品 | 東証上場全銘柄、ETF15本、投信30本 |
最低投資金額 | 100円~数万円 |
口座開設手数料 | 無料 |
入金手数料 | LINE Pay、ネットバンキング経由は無料 |
購入時手数料 | 単元未満株は無料 |
売却時手数料 | 単元未満株は無料 |
サービス開始は2019年となっており、かなり新しい証券会社であることが分かりますね。
取扱い商品は「日本株」「投資信託」「ETF」の3種類に絞ってあり、「日本株」は全銘柄、投信とETFは厳選された商品にのみ投資ができます。
投資信託やETFについて詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてみてください。
投資信託・ETFについては100円から購入できるため、手軽に投資を始めることができます。
また、ほかの証券会社と異なり、口座開設時に書類を郵送する必要がないため、投資を始めるのも容易です。
「手軽」「手数料が安い」「少額投資が可能」といったメリットが多いLINE証券ですが、もちろんデメリットもあります。
それは「つみたてNISA」に対応していないという点です。
「つみたてNISA」とは金融庁がつくった制度で、毎年40万円までの投資の売却益を非課税扱いにすることができます。
そのため、「LINE証券」で「つみたてNISA」ができないのはデメリットともいえるのですが、毎年40万円(毎月33,000円以上投資できない場合は「つみたてNISA」を利用するべきではないでしょう。
非課税枠を有効活用するためにも「LINE証券」で投資に慣れ、毎月33,000円以上投資できるようになったら楽天証券やauカブコム証券のような「つみたてNISA」に対応する証券会社を利用してみてください。
それでは、PCのブラウザでLINE証券を利用するやり方を見ていきましょう!
PCのブラウザでLINE証券の口座開設をする方法
残念ながら、PC経由でLINE証券の口座開設をすることはできません。
しかし、この記事を読まれている方はPCからアクセスされているでしょう。
そこで、本記事ではこのぺージからLINE証券の口座を開設できるよう解説していきたいと思います。
まずは、LINE証券の公式ホームページにアクセスしましょう。
LINE証券の公式ホームページにアクセスすると、次のような画面が表示されます。
※この記事に表示されているQRコードではなくLINE証券の公式ホームページのリンク先のQRコードを読み取ってください。
QRコードの読み取り方法は下記のとおりです。
ここからの流れはスマホアプリでの口座開設と同じです。LINE証券の口座開設のやり方を徹底解説!から口座開設を進めてみてください。
以降の流れについては、下記の記事を参考に沿って進めれば口座開設を完了させることができます。
分かりやすく解説していますので、LINE証券の口座開設がまだの方は記事に沿って口座開設をしてみてください。
PCのブラウザで入金/出金する方法
まずはLINE証券公式ホームページにアクセスしてログインします。
LINE証券は基本的にスマホでの利用を想定しているため、縦長のレイアウトとなっています。
「ログイン」をクリックすると次のような画面になるため、いずれかの方法でログインしてみてください。
- メールアドレス+パスワード
- QRコード
ログインは以上で完了です。続いて入出金のやり方を見ていきましょう。
入金方法
ログインすると次のような画面になりますので赤矢印のメニューをクリックしてみてください。
ここで「入金」をクリックします。選択肢は3つあります。
- クイック入金・・・ネット銀行の口座がある方にオススメ
- 銀行振り込み・・・手数料が掛かるのでオススメできません
- LINE Pay・・・LINE Payを登録済みならオススメ
名義の異なる口座には入金ができないので注意が必要です。
①クイック入金の場合、利用できる銀行口座は下記のとおりです。
- ゆうちょ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
②銀行振り込みの場合、振込手数料が掛かりますのでLINE Pay、もしくは上記の銀行のネット口座を開設するのがオススメです。
①クイック入金、②銀行振り込みを選ぶと次のような画面になります。
②銀行振り込みを選ぶと、LINE証券の入金用銀行口座が表示されるので、ATMで入金用口座に振り込めば入金完了となります。
①クイック入金の場合、お持ちのネット銀行をクリックすると、次のような画面になります。
ここで緑の「入金する」をクリックするとそれぞれのネット銀行の口座に移動するので、ユーザーIDやパスワード、お客様番号などを入力させて手続きを進めると入金が完了します。
続けてPCのブラウザで取引をしたいという方はこちらをクリックしてください。
出金方法
出金も入金と同じく、まずはLINE証券公式ホームページにアクセスしてログインします。
ここで「出金」をクリックします。選択肢は2つあります。
- LINE Pay残高に出金する
- 銀行残高に出金する
普通に現金に換えたいなら「銀行口座に出金する」を選ぶといいでしょう。
まずは出金口座を登録します。
入金と異なり、日本全国の銀行/信用金庫/信用組合/農協/漁協に出金することができます。
銀行名/支店/種別/口座番号/名義を入力したら緑の「登録」ボタンを押してください。
出金口座の登録が完了したら、銀行口座に出金をします。
出金額を設定して緑の「出金する」ボタンを押すと、無事出金されます。
ただし、出金手数料は220円かかるため、LINE証券で継続して投資をするなら出金をしない方がいいでしょう。
LINE証券をPCのブラウザで取引する
ここからは、LINE証券をPCのブラウザで取引する方法について解説していきます。
LINE証券で取引できる金融商品は「日本株」「日本株(いちかぶ)」「投資信託」「ETF」があります。
証券会社で株式を購入しようと考えると、普通は100株単位で購入する必要があります。
例えば、「トヨタ自動車」の株価は8000円前後なので約80万円も必要となります。
そこで考えられたのがLINE証券の「いちかぶ」です。
「いちかぶ」を利用すると「トヨタ自動車」の株式を8000円から購入できるという大きなメリットがあります。
ETFとは上場投資信託の略称で、東京証券取引所が開いている間は日本株と同じように価格が変動する。
LINE証券の「投資信託」「ETF」では毎月一定額づつ投資ができる「つみたて投資」ができます。
「つみたて投資」は長期的にみると大きなリターンを産みます。
例えば、毎月10万円を年率7%で回すと40年後には2億6248万円の資産を築くことができます。
※利益の20.315%は課税されます。
ぜひ資産運用でコツコツと富裕層を目指してみてください。
それでは、「日本株」「日本株(いちかぶ)」「ETF」「投資信託」の取引方法を見ていきましょう。
日本株(単元株・ひとかぶ)/ETFの取引方法
ここでは日本株(単元株)の取引方法を解説していきたいと思います。
LINE証券のアカウントにログイン後、「銘柄を探す」あるいは検索により投資したい企業の銘柄を探しましょう。
今回は例として大手メガバンクを子会社に持つ「三菱UFJフィナンシャルグループ」を買ってみます。
画面右上に「三菱UFJフィナンシャルグループ」と打ち込み検索すると次のような画面になります。
緑の「買う」ボタンを押し、「単元株(100株)」か「いちかぶ」かを選びます。
「価格指定」もしくは「成行」のどちらかを選んで数量を決めます。
「価格指定」の場合は何円でその株を買うのか?というのを自分で決めることができます。
価格指定では自分で価格を決め、株価がその価格未満になると自動的に株が購入されます。指値ともいいます。
一方で成行は株式市場で提示された株価で株を購入します。
すぐに株を買いたい・売りたいときに使いますが、不利な条件で取引が成立することもあるので注意が必要です。
今回は、現在価格610.6円の「三菱UFJフィナンシャルグループ」株を605.0円で買付けていきたいと思います。
詳細条件をクリックして、「注文条件」と「執行条件」も選びましょう。
「注文期限」は「当日限り」と「今週中」が選べます。
期限を過ぎると注文が取り消されるため、注文のやり直しが面倒くさいなと思われるなら「今週中」を選択しましょう。
執行条件では「不成」を選べます。
各場の取引時間以内に注文が成立しない場合、「成行」に切り替えるという条件。
例えば、前場(午前中の取引時間)に「価格指定」で買えなかった場合、後場(午後の取引時間)中に「成行」で買うことになる。
個人的には「不成」を使う必要はないなと考えています。
「成行」で買う場合、価格を決めたり「注文期限」「執行条件」を考えたりする必要はありません。
条件をすべて決めたら緑の「買う」ボタンを押し、注文内容を確認して確定します。
日本株(単元株・いちかぶ)の購入方法は以上です。
ETFも単元株、いちかぶを選ぶことができますが、基本的には「日本株」と同じ注文方法で買うことができます。
まず、LINE証券のアカウントにログインします。
保有銘柄(ここでは「三菱UFJフィナンシャルグループ」)を選びます。
続いて「取引する」ボタンを押し、保有している銘柄を売却していきます。
今回は1株単位で売却していきます。
「売る」ボタンを押すと取引が完了します。
投資信託の取引方法
続いて投資信託/ETFの取引方法を解説していきます。
まずは、LINE証券のアカウントにログインしましょう。
「投資信託・つみたて」をクリックすると…
カテゴリーから投資信託を探すことができます。
「投資家ドットコム」としては低コストで運用できるインデックスファンドをオススメしています。
次の記事も参考にしてみてください。
今回は「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を購入していきましょう。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the year 2020」で1位に選ばれています。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」のような投資信託を購入する際は「買う」「つみたて」のいずれかの選択ができます。
次に金額を決めます。
そのあと、目論見書の内容と注文金額を再確認して「注文を確定する」ボタンを押してください。
投資信託の場合、約定タイミングが1日に1回しかないため、注文時点で取引が完了するわけではありません。
購入方法は以上です。
売却方法は「日本株」と同じですが、約定タイミングが違うことに気を付けてください。
「日本株」の売却方法はこちら
まとめ
LINE証券をPCで利用する方法はご理解できたでしょうか?
本記事をまとめていきたいと思います。
- LINE証券の口座開設はスマホのみで利用可能
- 入金/出金/取引はPCでも利用可能
今回は以上です!!
スマホでLINE証券を利用したい方は次の記事を読んでみてください。
また投資信託の選び方が分からない方は次の記事もオススメです。
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それでは、また。