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【LINEのiDeCo】LINE証券の個人型確定拠出年金を徹底解説!

LINE証券 ロゴ

「LINE証券でiDeCoを始めたい…」 「LINE証券でつみたてNISAは利用できるのか?」

本記事では「LINE証券」のヘビーユーザーである私がそういった疑問を解決したいと思います。

✔本記事の信頼性

「投資家ドットコム」を運営する「ロニイ」と申します。

投資が好きすぎて、投資ブログ「投資家ドットコム」を立ち上げました。

「LINEアプリ」から資産運用できる「LINE証券」がiDeCoの取扱を始めたのをご存じでしょうか?

iDeCoとは個人型確定拠出年金の略で、国の公的年金に加えて、自ら年金を積立てることができる制度です。

本記事では「LINE証券」が取扱いを開始したiDeCoの詳細を解説するとともに、「LINE証券」での利用ができない「つみたてNISA」や「NISA」について分かりやすく説明していきたいと思います。

それでは、さっそく見ていきましょう。

目次

LINE証券とは

「LINE証券」で利用できるのはiDeCo(個人型確定拠出年金)のみとなっていますが、まずは「LINE証券」の概要について解説しておきたいと思います。

LINE証券の概要

「LINE証券」は大手証券会社「野村證券」の親会社「野村ホールディングス」と「LINE」が共同で設立したスマホ証券です。 「LINE証券」の主な特徴は3点あります。

  • 「LINE アプリ」から簡単に投資ができる
  • 1株から日本株に投資可能
  • 「eMAXIS Slim」などの投資信託も買える

何よりも「LINE」アプリから投資できるのは大きなメリットであると言えるでしょう。

実際、私も「LINE証券」を利用していますが、友人に返信をしながら保有銘柄の株価をチェックできるのは大きなメリットであると考えています。

もちろん、PCやブラウザからも取引をすることはできますが、国民的な人気を誇るアプリから投資できるのは「LINE証券」のみです。

また、1株から投資できるのも大きな魅力と言えるでしょう。

これまで日本の証券会社では100株単位でしか投資をすることができませんでした。

しかし、「LINE証券」では1株(いちかぶ)から「トヨタ自動車」などに投資可能なため、一般の個人投資家にも投資がしやすい環境になってきたと言えるでしょう。 

日本株だけではなく、「LINE証券」では「eMAXIS Slim 全世界株式」などの投資信託も購入することができます。 

「eMAXIS Slim 全世界株式」は低コストで世界中の株式に投資できる優れた投信ですので、「LINE証券」の口座をお持ちの方は投資してみてください。 

資産運用がeMAXIS Slim 全世界株式のみで十分な理由 「LINE証券」では少額から日本株や投資信託を買うことができるため、20代、30代のユーザーにオススメといえます。

LINE証券で利用できるのはiDeCoのみ!

日本で利用できる主な非課税投資制度は3つありますが、「LINE証券」で利用できるのは「iDeCo」のみとなっています。

  1. つみたてNISA
  2. NISA
  3. iDeCo

残念ながら、「LINE証券」では「つみたてNISA」「NISA」を利用することができません。

この点は「LINE証券」の大きなデメリットとも言えますが、2021年5月に「iDeCo」の利用をスタートしたため、今後「つみたてNISA」「NISA」も利用できるようになるか期待されています。 

iDeCoとは

続いて「iDeCo」の概要を解説していきたいと思います。 「iDeCo」の特徴は4点あります。

  1. iDeCoは個人が拠出して「自ら作る年金」のこと
  2. つみたてNISAとは異なり、個々の年金制度によって積立可能な金額は異なる
  3. 拠出時、運用時、引き出し時に税制上のメリットがある
  4. 60歳までは引き出せない

「iDeCo」は個人型確定拠出年金の略称で、勤務先企業の企業年金制度などにより積立てられる額が変わってきます。

例えば、厚生年金がない自営業者は年間81.6万円まで拠出可能ですが、拠出限度額のない確定給付年金を受け取れる会社員は年額14.4万円までしか拠出できません。

「iDeco」の最大のメリットは、まず拠出時に所得税や住民税を圧縮できる点です。

皆さんは貯金をするでしょうか?

もし定期預金をしているのであれば、大きく損をしている可能性が高いでしょう。

なぜなら、定期預金の金利には20.315%の税金が掛かるからです。

iDeCoを利用すると、この20.315%の税金を非課税にできるだけでなく、iDeCoに拠出(つまりお金を預ける)する際に住民税や所得税を抑えられるという大きなメリットがあります。

さらに引き出し時にも、退職金とともにiDeCoの積立額を一時金で受け取らなければ非課税扱いとなるため、資産形成に非常に便利な仕組みとなっています。

ただし、iDeCoは60歳まで引き出せないというデメリットがあるため、注意が必要です。 長期で年金を作っていくには最適な仕組みとなっていますが、あくまで余裕資金で積立をしていきましょう。

「LINEのiDeCo」とは

「LINEのiDeCo」の特徴

ここからは「LINE証券」のiDeCoの特徴について分かりやすく解説していきたいと思います。

「LINE証券」が提供する「LINEのiDeCo」は、大手証券の「野村證券」が提供する「iDeCo」に加入する仕組みとなっているため、安心して利用できそうですね。

「LINEのiDeCo」の特徴は6点あります。

  1. 加入手続きは全てオンライン
  2. 野村證券のサービスと商品を利用
  3. LINE証券の口座を保有していれば5分で口座開設可能
  4. 運営管理手数料が無料
  5. 運用商品は厳選したものを提供
  6. 野村證券のコールセンターが対応

まず、加入手続きがオンラインでできるのが「LINEのiDeCo」の大きな特徴です。

従来の証券会社では「iDeCo」口座を開設するのに数多くの書類を郵送する必要がありました。

しかし「LINE証券」が提供する「LINEのiDeCo」ではネット上で取引が完結するため、ネットの利用に慣れている20代、30代にオススメのサービスといえるでしょう。

また「LINEのiDeCo」の商品は「野村證券」が提供するようですね。 「野村證券」は取引手数料が全般的に高いものの、商品のラインナップは業界最高水準となっています。

「LINE証券」では低コストで商品を提供するようなので、「野村證券」の優れたサービスと商品を低コストで利用できるようですね。 

また「LINE証券」の口座をお持ちの方は「LINEのiDeCo」を5分で開設することができます。

「LINE証券」の口座開設入力は5分で完了するので、忙しい方は「LINE証券の口座開設」と「LINEのiDeCo」をしてみてはどうでしょうか。 

また「LINEのiDeCo」は運営管理手数料が無料となっており、低コストで「iDeCo」を利用することが可能です。

「LINEのiDeCo」の詳しい手数料体系は記事の後半で解説していきます。

運用商品は、低コストのインデックスファンドやR&I大賞に選ばれたファンドなどを厳選しており、充実した投資信託に投資できるようですね。

「LINE証券のiDeCo」で投資可能な商品24本は記事の後半で解説します。

また、「HDI-Japan」という組織から7年連続で受賞歴のある「野村證券」のコールセンターが「LINEのiDeCo」に対応します。

「ネット証券だから、電話対応が無いのかな?」と思われている方も心配無用です。

「LINEのiDeCo」の手数料

ここからは「LINEのiDeCo」の手数料体系を見ていきたいと思います。

「LINEのiDeCo」の運営管理手数料は無料(業界最低水準)ですが次の項目で手数料が発生します。

  • 新規加入時・移管時の手数料→加入時に2829円
  • 口座管理手数料→掛金拠出時は171円/月、掛金を拠出していないときは66円/月
  • 給付手数料→440円/回
  • 還付手数料→1488円/回
  • 移管時手数料→0円

※この表の手数料は「LINE証券」や「野村證券」ではなく、国民年金基金連合会/事務委託先金融機関に支払う手数料となっています。 

まず、新規加入時や企業年金から資金へ変更する際に「新規加入時・移管時の手数料」が必要となります。

初回のみ掛かる手数料ですので、数百万円の節税効果があることを考えると安いものでしょう。

また、iDeCoの口座を開設すると掛金の拠出の有無に関わらず口座管理手数料が必要となります。

30年後の話になるかもしれませんが、給付手数料といって60歳以降の給付ごとに発生する手数料もある点に注意が必要です。 

拠出額が限度額を超えた場合や、加入資格のない月に拠出された掛金などを、加入者へ返金する際には還付手数料も必要となります。 

「手数料が多すぎる」 そう思われた方も少なくないでしょう。

私もそう思います。

しかし、年金制度は複雑であり、公平感を持って年金を維持するためにも、このような手数料が必要となってくるのです。 

20代、30代の方であれば、数百万円の節税効果を期待できますので、これから紹介する「LINEのiDeCo」の取扱商品を参考にしながらiDeCoを始めてみてはどうでしょうか。

「LINEのiDeCo」の取扱商品一覧

ここからは「LINEのiDeCo」の取扱商品を見ていきますね。 オススメの投資信託は記事の後半で解説するので、商品名のみ記載しておきます。 

国内株式

  • 野村国内株式インデックスファンド・TOPIX(確定拠出年金向け)
  • ひふみ年金
  • フィデリティ・ジャパン・オープン(確定拠出年金向け)

外国株式

  • 野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)
  • 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
  • 東京海上セレクション・外国株式
  • 大和住銀DC海外株式アクティブファンド

REIT

  • 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)
  • 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)

債券

  • 野村国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合(確定拠出年金向け)
  • 野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
  • 野村新興国インデックスファンド(確定拠出年金向け)
  • ゴールドマン・サックス・世界債券オープンA限定為替ヘッジ(確定拠出年金向け)
  • ゴールドマン・サックス・世界債券オープンB限定為替ヘッジなし(確定拠出年金向け)

バランス型

  • マイバランス30(確定拠出年金向け)
  • マイバランス50(確定拠出年金向け)
  • マイバランス70(確定拠出年金向け)
  • 野村DC運用戦略ファンド
  • マイターゲット2030(確定拠出年金向け)
  • マイターゲット2040(確定拠出年金向け)
  • マイターゲット2050(確定拠出年金向け)
  • マイターゲット2060(確定拠出年金向け)

MMF型

  • ノムラ・グローバル・セレクト・トラストU.S.ドル・マネー・マーケット・ファンド

定期預金

  • 三井住友銀行確定拠出年金定期預金(1年)

LINEのiDeCoのオススメ商品

「LINEのiDeCo」では合計で24本の商品を取り扱っていますが、正直多すぎて分かりませんよね。

そこで過去のデータや経済学の観点からオススメの投資信託を紹介しておきたいと思います。 

まず「iDeCo」のような長期間で資産運用をするのであれば、株式に投資するファンドがオススメです。

なぜなら、過去20~30年のアセット別リターンを見ると、債券やバランス型/定期預金よりも株式を組み込んだ投資信託の方がリターンが高いからです。

過去20年間の各アセットのリターン
日本株式4.0%
日本債権1.5%
米国株式7.7%
米国債券2.5%

もちろん、短期的なリスクはありますが、長期リターンを考えると国内外のファンドに投資するのが最適だと考えています。

「LINEのiDeCo」でオススメしたい投資信託が2本あります。

それが「ひふみ年金」と「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)」です。

「ひふみ年金」は独立系の運用会社である「レオス・キャピタルワークス」が運用する確定拠出年金向けファンドで、同じ銘柄を組み込む「ひふみ投信」は過去12年間で基準価額が約6倍になりました。

つまり、12年間で100万円が600万円になったのです。 

信託報酬(手数料)が高い(年間0.8360%)という意見もありますが、投資成績のみで受賞が決まる「R&Iファンド大賞2021 投資信託10年」で優秀賞を獲得しています。

そのため、結果を出している投資信託で年金を運用したいのであれば「ひふみ年金」がオススメです。

「ひふみ年金」の詳細については次の記事を参考にしてみてください。

「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)」は世界中の株式に投資するインデックスファンドです。 

※以下、野村外国株式 「野村外国株式」は過去10年間で約3倍値上がりしています。

「ひふみ年金」が独自の運用戦略を採るアクティブファンドであるのに対して、「野村外国株式」は「MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジなし)」に連動するよう設計されています。

分かりやすくいうと、日本を除いた世界中の企業に投資をすることで、世界経済の発展とともに利益を得ようとする投資信託です。 

信託報酬は年間0.154%となっており、低コストで運用したい方にオススメといえるでしょう。

ひふみ年金」も「野村外国株式」も優れた投資信託ですが、未来のリターンを保証するものでは無い点に注意が必要です。

iDeCo、NISA、つみたてNISAの違い

ここまで「LINEのiDeCo」と「iDeCo」の仕組みについて解説してきましたが、「つみたてNISA」や「NISA」との違いも抑えておきたいと思います。 「iDeCo」「つみたてNISA」「NISA」の違いは次の通りです。

スクロールできます
iDeCoつみたてNISANISA
投資期間60歳になるまで20年間5年間
年間の利用上限額14.4万円~81.6万円40万円120万円
投資可能商品投信/定期預金など投信投信/ETF/株式/REIT
メリット搬出時、投資利益、受取時に節税可能投資利益が非課税
資金の取り出し60歳になるまで不可能いつでも可能
商品の買い替え何度でも可能可能だが買付枠が減る

「つみたてNISA」は40万円までの積立投資について売却益を非課税にする制度で、20年間で800万円の投資枠が非課税となります。

一方で「NISA」は5年間で600万円の投資枠が非課税となるため、より短期的に投資したい方にオススメしたいです。

 「iDeCo」はそもそも60歳になるまで引き出すことができないため、「つみたてNISA」「NISA」とは異なった性質の制度であると理解しておくべきでしょう。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。 

本記事をまとめると、

  • 「LINEのiDeCo」は節税効果が高い
  • オススメの商品は「ひふみプラス」あるいは「野村外国株式」
  • 「LINEのiDeCo」は「LINE証券」の口座開設をしていれば5分で登録が完了する。

というようになります。 

「LINEのiDeCo」は30歳年収450万円の方であれば、年間で5万5,200円、生涯で165万6,000円も節税効果があるため、「LINE証券」の口座をお持ちでない方はぜひ公式HPも参考にして「LINEのiDeCo」を始めてみてください。

「LINE証券」について詳しく知りたい方は次の記事も参考にしてみてください。

それでは、また。

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