SBI証券の夜間取引(PTS)の手数料や取引時間を教えてほしい
実際に夜間取引のやり方を知りたい
本記事では、そういったお悩みを解決していきたいと思います。
✓本記事の信頼性
資産運用や投資信託が好きすぎて、家族や友人向けに資産運用のブログ「投資家ドットコム」を始めた「ロニイ(Twitterはこちら)」と申します。
アルバイトで稼いだお金を投資に回して金融資産は100万円を超えました。
株式投資をしたいけど、昼間は忙しくて取引をする余裕がない…..
資産運用のアドバイスをしていると、そういった意見を聞くことが多々あります。
そこで本記事では「SBI証券」と競合他社の取引手数料、取引時間を比較し、実際にゼロから「SBI証券」での夜間取引のやり方について解説していきます。
読了には約5分掛かりますが、あなたの「お金」に関する大事な話ですので最後まで読んでみて下さい。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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SBI証券とは
証券会社名 | 株式会社SBI証券 |
無料登録ページ | 無料登録ページはこちら |
サービス開始 | 前身の会社は1944年 |
取扱商品 | 国内外株,投資信託,債券,金など |
最低投資金額 | 投資信託なら100円から |
口座管理手数料 | 無料 |
入出金手数料 | ネットバンキングを利用すれば無料 |
口座開設数 | 600万口座以上 |
オススメ度 | ★★★★★ |
「SBI証券」は日本最大のネット証券で、日本株から投資信託、米国株まで幅広い金融商品に投資できる証券会社です。
他社を圧倒する手数料の安さと商品のラインナップにより人気を集めており、2021年には口座開設数が600万を突破しました。
大手銀行やネット銀行のネットバンキングを利用すれば出入金手数料が無料となるため、使い方によっては手数料をほとんど支払わずに利用することも可能です。
具体的には
- 25歳以下の日本株手数料は完全無料
- 26歳以上の日本株手数料も1日あたり100万円までの取引なら手数料無料
- 投資信託の購入手数料無料
となっており、質量ともに他のネット証券を圧倒しています。
本記事では夜間取引(PTS取引)の手数料と取引時間を比較した後に、取引方法についても解説していきます。
証券口座をお持ちでない方は、本記事を読む前に「SBI証券」の無料登録をしてみてください。
夜間取引(PTS取引)とは
夜間取引(PTS取引)とは、東京証券取引所以外の私設取引所経由でされる取引のことです。
PTSは「Proprietary Trading System」の略称となっています。
夜間取引(PTS取引)の大きな特徴は3点あります。
- 東京証券取引所が閉場時に取引できる
- 急激な市場変動に対応可能
- 取引手数料もそこまで高くはない
東京証券取引所は取引時間は午前が9:00~11:30、午後が12:30~15:00と決まっており、投資家はこの時間以外は取引をすることができません。
その穴を埋めるために開発されたのが「PTS」です。
「PTS」を利用すると、「SBI証券」の場合なら8:20~16:00、16:30~23:59の間は取引をすることができるため、東証の取引時間外にイベントが発生した場合でも柔軟に対応することができます。
また取引手数料も、一定金額までは無料となっているため大きなデメリットがある訳ではありません。
ただし提示される価格は私設取引所基準となっているため注意が必要でしょう。
SBI証券の夜間取引(PTS)の取引手数料と取引時間を徹底比較!
ここからは「SBI証券」と他の証券会社の夜間取引について比較していきたいと思います。
日本国内で夜間取引に対応しているのは次の4社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- LINE証券
「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」の3社は「ジャパンネクストPTS」という私設取引所を利用している一方で、「LINE証券」は「LINE証券」が提示する価格で約定する仕組みとなっています。
それぞれの夜間取引の手数料を見ておきましょう。
「SBI証券」は取引ごとに手数料が発生する1約定制を採用しており、昼間のPTS取引では手数料が発生してしまいます。
SBI証券の現物取引ごとの手数料(1約定制) | ||
---|---|---|
取引金額 | 8:20~16:00 | 16:30~23:59 |
~5万円 | 51円 | 0円 |
~10万円 | 94円 | |
~20万円 | 110円 | |
~50万円 | 261円 | |
~100万円 | 508円 | |
~150万円 | 608円 |
その代わり夜間のPTS取引は完全無料化となっているため、PTS取引を夜間のみ利用したい方には「SBI証券」が断然オススメと言えるでしょう。
一方で「楽天証券」と「松井証券」は1日の取引金額に対して手数料を課す1日定額制を採用しており、昼間もPTS取引をしたいのであれば「楽天証券」を利用した方が手数料を抑えられそうです。
1日定額制の手数料 | ||
---|---|---|
約定金額の合計 | 楽天証券 | 松井証券 |
~50万円 | 0円 | 0円 |
~100万円 | 0円 | 1,100円 |
~200万円 | 2,200円 | 2,200円 |
~300万円 | 3,300円 | 3,300円 |
これだけを見ると「松井証券」の夜間取引を利用するメリットは小さそうですが、逆指値(株価があったら約定する注文方法)を導入しているのは「松井証券」のみなので、より高度な取引をしたい方には「松井証券」がオススメです。
続いて「LINE証券」の夜間取引を見ておきましょう。
1約定制の手数料 | |
---|---|
LINE証券(グループA) | 1.0% |
「LINE証券」は取引ごとに手数料が発生する1約定制を採用しており、「LINE証券」が取扱う銘柄の中でも「グループA」のみ夜間取引を利用することが可能です。
また、「SBI証券」などと異なり1株から夜間取引をできるのは「LINE証券」のみとなっています。
続いてネット証券各社のPTS取引(LINE証券は相対取引)の取引時間を見ていきましょう。
現物取引 | 信用取引 | |
---|---|---|
SBI証券 | 8:20~16:00 16:30~23:59 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
楽天証券 | 8:20~16:00 17:00~23:59 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
松井証券 | 8:20~15:30 17:30~23:59 | 非対応 |
LINE証券 | 9:00~11:20 11:30~12:20 12:30~14:50 17:00~21:00 | 非対応 |
自己資金で取引をする現物取引を見ると、「SBI証券」のカバー時間が最も長いことが分かりますね。
信用取引は昼間のPTSには対応していますが、夜間取引はできないようです。
「LINE証券」は17:00~21:00までしか取引をすることができませんが、1株(単元未満株)で夜間取引をできるのは「 LINE証券」のみです。
数万円~数百万円の資金を夜間取引に振り向けられない方は「LINE証券」から投資を始めてみてもいいかもしれませんね。
【初心者向け】SBI証券の夜間取引(PTS)のやり方を解説
ここからは「SBI証券」で夜間取引(PTS取引)のやり方について解説しておきましょう。
- スマホアプリから夜間取引(PTS取引)をする場合
- PCブラウザ(Google)から夜間取引(PTS取引)をする場合
の2点について説明します。
アプリから夜間取引(PTS取引)をする場合
アプリから夜間取引(PTS取引)をする場合「SBI証券 株」というアプリをダウンロードしてください。
「SBI証券 株」を開くとユーザーネームとパスワードを入れてログインしましょう。
そうするとマーケット情報が出てくるので、画面下の銘柄検索から企業名を調べてみてください。
今回は「東京電力ホールディングス(9501)」に投資してみました。
銘柄情報が出てくるので、「東証」を選ぶと通常取引、「PTS」を選ぶと「夜間取引(PTS取引)」をすることができます。
続いて現物取引か信用取引を選んでください。
注文の詳細内容に移りますので
- 預り区分
- 注文種別
- 株数
- 価格
- 執行条件
- 期間
などを入力して注文を完了させることができます。
注文条件を見て問題なければ発注しましょう。
ブラウザ(Google)から夜間取引(PTS取引)をする場合
Googleなどから「SBI証券」と検索して公式HPにアクセスしてください。
ユーザーネームとパスワードを入力してログインしたならば、画面右上の「ログイン」ボタンを押します。
「取引」ボタンを押すと国内株のみならず、投信や債券にも投資することが可能です。
今回は夜間取引(PTS取引)をするので「国内株式」→「新規注文PTS」を選んでください。
そうすると次のような画面が表示されるので、
- 銘柄コード
- 株数
- 価格
- 期間
- 預り区分
- 取引パスワード
を入力して「注文確認画面」ボタンを押しましょう。
そうすると注文確認画面が表示されるので、内容を確認したら「注文発注」ボタンを押してください。
以上で夜間取引の注文は完了です。
注文発注と約定(注文の成立)には時間差がある点には注意が必要でしょう。
まとめ
以上、SBI証券の夜間取引(PTS取引)について解説しました。興味のある方は、ぜひSBI証券で口座開設をしてみてください!
それでは、また!